ふたりが去年のドクター試験で、同じ船に乗っていたのだとしたら。
アルベルトくんが試験合格後ピッコリーノ号に戻らなかったのは、
最後までレオくんと協調できなかった自責の念とともに、
自分は専らピッコリーノ号のメンバーを拠としていたことに気づいたからだと思うのです。
このままピッコリーノ号に戻っても成長は見込めないし、
アリーナさんがドクターとして帰ってきた時にも顔向けできない。
アリーナさんがアルベルトくんから合格の知らせを受けていなかったのも、
そういう理由なのかなと。
常に前に進むことを選択できる強さが、ドクターたる所以なのかもしれません。
修了式で、アリーナさんやレオくんの言葉ひとつひとつに頷き、
心からの祝福を示すアルベルトくんの優しさに感動しました。
